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【 "Angel & Bird"と"Candle"キットの仕立て方法について 】

"Angel & Bird"と"Candle"キットの手縫いでの仕立て方法について、画像と一緒にご説明をさせていただきます。

この2種類のキットは、刺繍をした本体裏に接着剤でフェルトを貼りつける仕立て方をすることができますが、接着剤のはみだしや汚れなどがご心配な場合は(フェルトの端ギリギリまで多めの接着剤を塗るとはみ出し、フェルト側面などが汚れることがあります)、手縫いでフェルトの縫付けをすることも可能です。

上記のように、フェルトの端部分を浅めに少しずつ針先ですくい、本体裏のほうも少しずつすくって、糸が表に出ないようなやり方で縫い閉じていきます。本体は深めにすくってもかまいません。
フェルトをほど良い浅さですくうのに少しコツが要りますが、目を進めるうちにだんだんと加減が分かってくると思います。すくうのが浅すぎるとフェルトの生地が切れてしまうのでご注意ください。

※下のアイボリーの糸の部分はバックステッチのためか、すくい方によっては目が乱れる場合があります。裏面なのであまり気になさらないで良いと思いますが、きれいに仕上げたい方は、一目ずつ返し縫いのような方法ですくっていくと整いやすく、すくいやすいです。または、この部分だけ接着剤で仕上げても手軽で良いかもしれません。(この文章のみ追記させていただきました。2024,7/28記)

また、本体に厚紙が入っているため曲がりにくく、針を入れづらかったりする箇所も出てきます。そこが少しやりにくいのですが、本体を少しだけ曲げる感じで針を入れてゆっくりと少しずつ刺し進めてください。細めの針を使用すると、針を入れづらい箇所で折れてしまう場合がありますので、ある程度太さのある針をご使用ください。

生地を浅くすくって縫い付けるだけの状態ですと、強度的には少し弱めとなりますので、フェルトの端から1cmの部分以外に接着剤を塗布して本体に接着するようにし、強度を出します(接着剤塗布は大雑把でかまいません)。ピンやフックなどでつり下げ用の紐に引掛けても安心です。

手縫いでフェルトを取り付ける方法は時間がかかりますが、汚れる心配が無く、落ち着いてゆっくりと仕立てを進めることができます。接着剤仕立ての場合は、乾かないうちに素早く仕立る必要があります。早めに完成させられる、という利点はあると思います。縫うことが苦手な方は接着剤仕立てのほうをおすすめいたします。

出来上がりは、接着剤仕立てのほうはフェルトがとてもフラットな目ためです。縫い閉じたほうは、縫った形跡が少しだけ波打って見られますが裏面なのであまりお気にされなくても良いかと思います。

"Angel & Bird"のコットンウール糸バージョンのほうは3色とも手縫いでの仕立てました。商品ページの画像で裏面、側面の様子をご覧になってみてください。
ウール糸バージョンや、"Candle"は接着剤仕立てです。

針を入れづらい箇所では、先端が曲げられている針を使うと良いのではないか?と考えています。次の機会に試してみて、お知らせいたします。
(↓スウェーデン刺繍針というのを取り寄せてみましたが、太すぎてフェルトを浅くすくうのには向いていないようです。残念です、、、追記 : 2024,7/28)